注文住宅で木の家を建てるならサイエンスホーム 『換気』
2020/04/25
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こんにちは、サイエンスホームの渡邊です。
木造住宅の基礎知識講座
住宅の気密性が上がるに従い、換気が重要になってきています。
シックハウスに対応した24時間換気の設置も、建築基準法で義務付けられています。
【機械換気と自然換気】
機械換気は3つの方法に分かれます。
給気と排気のいずれも機械で行うか、吸気と排気いずれかを自然吸気(または排気)とする。
台所、浴室は最低限機械換気として、換気扇をせっちします。
換気扇で排気し、外気を給気口から自然換気で入れる。
浴室には、湿気を排出するために換気扇を設置します。
入浴後しばらくの間湿気を排出するために、タイマーを設置するのもよいですね。
便所にも換気扇を設置しますが、特に窓を設けられない場合には必須となります。
腰の高さ付近に設置すれば、臭気が広がらないうちに排出することもできます。
また、熱交換式の換気扇にすれば、冷暖房の負担を軽減できます。
一方、窓を開けることで、自然換気できます。自然換気は、部屋の対角線に2ヶ所開口部を設けると風抜けがよくなります。
夏場の熱い空気を排出するには、高い位置に窓を設け、上方へ換気ができるようにすると効果的です。
なるべく機械に頼らずに自然換気もできるようにしておくとよいでしょう。
【24時間換気】
シックハウス対策は、建築基準法で建材の規制と同時に、24換気が義務付けられています。
建材だけでなく、家具やカーテンなどから出るVOCの排出を、完成後5年間続けることになっています。
部屋ごとに換気扇を設置する方法と、各部屋には給気口のみを設置し、ドアの下の隙間からの空気の流れを利用し、1つの換気扇で複数の部屋をカバーする方法があります。